リスカは手首だけじゃない?アムカ・レグカのメリットは?
リスカは手首を傷つける行為ですが、他にも種類があることを知っていますか?
リスカは一般によく知られ過ぎていて、かつ見られやすい位置に傷をつけるのでバレやすく色々と大変ですよね。
その大変さをカバーするアムカやレグカなどのリスカ以外の「カット」を紹介します!
リスカは手首だけじゃない!アムカ・レグカとは?
まず手首以外のリスカ、「アムカ」、「レグカ」とはなんなのかについて説明します。
アムカとは?
アムカの正式名称は、アームカットです。
アームは、「腕」を意味します。
つまり、手首以外の腕全体を切る行為を「アームカット」「アムカ」と言います。
腕全体といっても一般には、ヒジ下から腕の付け根あたりを切る場合に使われることが多いです。
レグカとは?
レグカの正式名称は、レッグカット。
レッグとは、「足」という意味で、その名の通り足全体を切って傷つけることを言います。
色々な「カット」がありますが、私が一番お世話になったのはこのレグカです。
それぞれのメリットをお伝えしていきましょう。
アムカ・レグカのメリットとは!?
アムカのメリット
まずはアムカのメリットです。
アムカは腕のより高いところに傷をつけるので、リスカよりも隠しやすく、バレにくいです。
半袖を着ていても、長袖を着ていても、袖口が少しめくれるだけでバレる可能性が高まるリスカに比べて、ちょっと袖がめくれただけでは絶対に人目につきません。
自分で位置を把握していれば長袖をギリギリまで捲り上げる事も出来るので、暑くて腕捲りしたい時や、手を洗う時に傷を気にしなくてもいいのです。
ただ半袖は、かなり高い位置のアムカじゃないと見えてしまいやすく、きちんと隠さないとバレてしまいます。
7分袖〜長袖の服であれば、傷隠しのストレスも最小限に生活が出来ます。
レグカのメリット
レグカは、数ある切る行為の中で一番バレにくく隠しやすい、というメリットがあります。
例えば、タイツなしのショートパンツが好きで毎日着たい人にはレグカは向いていないです。
それ以外の
- いつもジーンズ等の長ズボンを着ている
- 膝くらいの長さのズボン・スカートを着ることが多い
- ショーパン、ミニスカを着ている時は中にタイツやレギンスを合わせることが多い
という人には非常に向いています。
ズボンやスカートは腕の袖口に比べてまくるタイミングも少ないので、一緒に誰かとお風呂に行く場合は別として、傷の位置を気にしなくても着ているだけで傷が隠せます。
足首を切っても靴下で自然に隠せますし、自分の普段のファッションから傷が出来てもOKな範囲が把握しやすいです。
衝動的に傷を作ってしまったとしても「しまった…こんな所を切ってしまった…」と後悔する可能性が少なく、しかもファッションの制限もかけないのはストレスが少なくて良いですよね。
またレグカのメリットはもう一つあって、「切れる範囲が広い」ことです。
リスカやアムカは腕なので、何度も切っていると傷がカブったり、すぐに傷だらけになってしまいます。
それに比べてレグカは、人間の体でもわりと大きいパーツである足。
リスカやアムカよりも、傷が密にならず傷がカブることも少ないのです。
私の場合、リスカはすぐにばれると早いうちに気が付いて、ヒジ上のみのアムカ、ヒザ上のみのレグカを繰り返していました。
ショートパンツが好きで何度も着ていましたが、中に色付きのストッキングやタイツをはくので傷バレを気にしたことは一切ありません。
見せようと思わなければ絶対にバレないので、普段通りの生活を送れていましたよ。
ちなみに傷のつけやすさや残りやすさについてですが、これはどの部位でもあまり大差がないように思いました。
少しばかりレグカのほうがが傷付きにくかったかな?という程度で、傷自体もリスカと変わらないほど残っています。
「隠しやすさ」「バレにくさ」という点で、メリットの大きいものが「アムカ」「レグカ」ですね。
アムカ・レグカをする時に気を付けたいこと!
アムカとレグカのメリットをお伝えしていきましたが、気を付けて欲しいこともあります。
1. 深い傷を作りやすい
これらはバレにくいという利点がありますが、それゆえに気持ちが緩んで「大きくて深い傷を作ってしまいやすい」のです。
リスカだと、ちょっとの傷でも隠さないといけないので切る時にもセーブが効きます。
しかし「絶対バレないな」と安心した場所は、それこそ心のままに切ってしまうので、傷の間から肉芽がプックリ飛び出て、見た目も悪く一生残り続ける傷が出来てしまいやすいのです。
私もずっと残っている大きく深い傷は、アムカとレグカの位置に多いです。
傷自体は隠せるから問題ないと言えば問題ないのですが、リスカをやめた今、これらの傷を見るたびにあの時のつらい記憶がフラッシュバックしてしまいます。
アムカとレグカは色々とメリットが大きいのですが、それ以前に「一生傷が残っても問題ないか?」をよく考えてくださいね。
2. 服がこすれて痛い・かゆい
もう1点気を付けることがあって、それは「傷が落ち着くまでは、布ですれて痛い・かゆい」という事です。
アムカ・レグカは常に衣服で隠れていることが多い、それはつまり、傷が衣類に触れている時間が長い、とも言えます。
普段の生活であまり動かないならば問題ない事なのですが、よく出かけたり運動する人だと傷が布にすれて、ヒリヒリと痛むことがあります。
傷がかさぶたになっても、布がすれるせいでムズ痒くなったり、これは結構ストレスです。
まとめ
切るという行為は、リスカ以外にもアムカ・レグカがあります。
ネットなどで情報を見てみると、どれか一つをやっている人は少なく、全てやっている人が多いようですね。
それぞれメリット、デメリットはありますので、自分の生活スタイルに合わせてやった方が良いかもしれません。
旅行など他人に肌を見せるシーンでは、くれぐれもご注意を。
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