毒親の特徴と毒親育ちの子供の特徴、生きづらさの対処法

毒親の特徴と毒親育ちの子供の特徴、生きづらさの対処法

毒親の特徴と毒親育ちの子供の特徴、生きづらさの対処法

「毒親」という言葉が、教育分野やメンタルヘルスの分野で当たり前に使われるようになりました。

 

その言葉の元は、スーザン・フォワードという方が書いた「毒になる親」が語源となっています。

 

 

毒親とは、読んで字のごとく、子供にとって毒になる親の事です。

 

 

本来の親とは、子を守り、健やかに育てていくもの。

 

 

毒親は、あらゆる方法で子供の身体的または精神的自由を奪い、子供の人生を狂わせます。

 

 

そんな毒親に育てられた「毒親育ち」の子供は、大変な生きづらさに耐えながら生きていかなければならないのでしょうか?

 

典型的な毒親の元に生まれて育った私自身の経験を交え、毒親と毒親育ちの子供の生き方について考えてみましょう。

あなたの親は大丈夫?毒親の特徴とは?

毒親には、どんな特徴があるのでしょうか?

 

一つひとつ、見ていきましょう。

 

 

1. 虐待をする

虐待は、毒親として最もわかりやすい例です。

 

自分の子供に対して、蹴る、殴る、髪を引っ張るなどの暴行や、長時間苦しい姿勢を取らせたり、棒で叩いたり、酷いと根性焼きなど、子供に身体的苦痛を与えます。

 

 

直接手を出さなくても、例えば冬の寒空の下「悪いことをした罰だ!」と言って外に放り出したり、暗い押し入れの中に閉じ込めたりするのも虐待です。

 

 

そんなことを平気で行う毒親は大概「親としての躾だ」と、もっともらしい言い訳をしますが、ケガをさせたり、必要以上に身体的な苦痛を伴うような罰はしつけとは言いません。

 

 

私の親世代の頃の学校教育では、子供は平気で殴られたり、長時間立たされたりしたとよく話していました。

 

つまり「教育としての躾といえば、体罰」と、当然の如く考えているのでしょう。

 

 

教育だ、躾だと何と言おうが、子供に暴力をふるい痛めつける行為は紛れもなく虐待です。

 

 

2. 子供の人生を支配しようとする

こちらは子供に対して親を絶対的な存在だと刷り込み、または親の言う事に従うことが正しい事だと思い込ませて、子供の自由を奪う親の事です。

 

 

親の思う通りに子供が動けば「さすが私の子供ね!」と褒め、思う通りに動かないと「あんたなんか、私の子供じゃない!」と極端に否定します。

 

 

この支配は、もちろん友人関係や進路全てに及びます。

 

親の気に入らない友人と仲良くしていると「あの子とは遊んじゃダメ!」と子供を叱ります。

 

進学先も、就職先も全て「この進路じゃないと、この職業じゃないと食っていけない!」と言って、すべて自分の言う通りにさせます。

 

 

もしいう事を聞かなければ「じゃあ家を出て行って好きに暮らせ」と言い、見捨てられることを怖れた子供が言う事を聞くまで待つのです。

 

 

このタイプの毒親は、親自身が自分の人生に大きなコンプレックスを持っている場合が多いです。

 

 

子供を大事にする気持ちも持っているのですが、子供に対する愛情と自分自身のコンプレックスが絡み合って、歪んだ愛情に変化してしまうのです。

 

私の親もそのタイプで、友人関係も進路も生き方も全て親の思うとおりにしなければならず、とても息苦しかったのを覚えています。

 

 

厄介なのが、この支配の根底にあるものは愛情なので、誰かに相談しても「あなたの事を大事に思っているからよ。わかってあげて」と言われてしまい、中々理解されない事です。

 

 

愛情という言葉は、親子にとっては鎖のようなものなんだと幼いながらに思いました。

 

 

3. 他者からの評価のために子供を利用する

例えば、子供を良い大学に通わせて、大手の企業に就職させる。

 

そんな自慢の子供を周囲に話して「おたくの子供は良いわね」と羨ましがられる。

 

 

そんな「優秀な子供を持つ親=優秀な親」という不思議な等式を満たすために子供を利用する親がいます。

 

 

子供の進路をコントロールするので、先ほどの「支配」に少し似ていますが、このタイプの違うところは、子供を自分の引き立て役として扱う点です。

 

本人の意思に関わらず親が可愛いと思う服を着させ、「どう?センスのいい服に可愛い子供、素敵でしょ?」と、自己満足に浸ったり、時には「理想の母親像」と周囲に思われたいがために、ドラマのような母親を演じたりします。

 

 

このタイプは、親自身が自己評価が低く、承認欲求が強い場合が多いです。

 

 

自分が認められるために子供を利用するのは、子供からすれば迷惑な話ですよね。

 

 

4. 子供から愛情をもらおうとする

このタイプの毒親の常套句があります。

 

 

「全部自分のせいだ」です。

 

 

子供が何か不都合な事を起こすと、まず子供を叱るのでは無く、極端に落胆した表情を見せます。

 

そして、親が自分を責める様子を見て、子供は「自分のせいで親を傷つけてしまった」とショックを受けてしまいます。

 

優しい子供だと、「そんなことないよ」と言って謝ったり、親を慰めたりします。

 

 

子供に慰めてもらったり、自分に関心を持ってもらうことで親は子供からの愛情を確認しているのです。

 

 

このタイプの親は、子供が自立する年齢になっても子離れが出来ずに、子供を自分のそばに縛り付けてしまう事が多いです。

 

なぜならば子供が居なくなってしまうと、愛情がもらえなくなるから。

 

そしてこのタイプは精神的に不安定な場合も多いので、子供の前で泣き出したり、自殺をほのめかしたりもします。

 

 

子供にとっては、頼るべき存在である親に頼れないだけでなく、精神的に振り回されるので精神が疲弊してしまいます。

 

 

5, 毒親自身が毒親育ち

もしも自分の親が毒親かも?と思ったら、親の両親の話を聞いてみてください。

 

もしかすると、親の両親のどちらかが毒親タイプで、親自身も毒親育ちかもしれません。

 

 

親から受けた歪んだ愛情をそのまま受け止め、同じことを自分の子供に繰り返している可能性もあるのです。

 

 

人は、自分の経験したことしか出来ないと言われます。

 

もし親が毒親育ちであり、自分自身も毒親育ちであれば、自分の子供も…と思うとゾッとしませんか?

 

 

この毒親ループは、どこかで止めなければなりません。

 

後からお話しますが、毒親ループから抜け出し、普通の暮らしをすることは可能です。

 

 

次に、毒親育ちの子供の特徴についてお話しますので、まず自分が当てはまるかどうかを客観的に認識し、ひとつひとつ対処をしていきましょう。

毒親育ちの子供にみられる特徴5つ

1. 人間不信

毒親に育てられた子供は、親から「世の中はこんなもんだ!」と刷り込まれた認識のせいで、他人を信じることが出来なくなります。

 

親からの刷り込みが無くとも、自分を支配し自由を奪う親自身を心から信頼できていないので、どちらかというと「人の信じ方が分からない」という方が近いかと思います。

 

 

本当は誰かを信じて、頼りたいのに信じられない、安心して頼ることが出来ない。

 

 

いくら友人を作れたとしても、心はどこか孤独です。

 

 

2. 極端志向

今まで親の思う通りにすれば「良い」、そうでなければ「悪い」という極端な評価基準で生きてきたので、考え方も極端な事が多いです。

 

 

少し失敗したら、もうダメだとひどく落ち込み、「良い大学へ行けなかったら落ちこぼれてホームレスになる。」などの考え方をしがちです。

 

私自身も、親の刷り込みから、良い高校に入学できなかったら良い仕事に就けず、路頭に迷うと信じて疑いませんでした。

 

この世には、成功者とホームレスしか居ないというような、誰が考えてもおかしいという思考を普通に持っていたのです。

 

 

3. 条件付きでしか自分自身を愛せない

毒親育ちは、親が突き付けてきた条件を満たさないと褒められたり認められたりしなかったので、自分自身も条件付きでしか愛せなくなってしまいます。

 

 

「こうでなければ」という思い込みが強く、いつも理想ばかり追いかけて、そのままの自分を認めてあげることが難しいのです。

 

 

周囲からは理想の高い人間だと評価されるかもしれませんが、本人は高すぎる理想に追いつけず、低い自己評価に苦しめられています。

 

 

4. 自分を愛してくれる人を信じられない

これは人間不信と近いのですが、恋愛になると特にこじらせる可能性が高いです。

 

 

親から条件付きの愛情しか得られなかったので、恋人が出来てもそのままの自分が愛されているという自覚が中々持てません。

 

 

自分に対して好意を寄せてくる人間に嫌悪感を感じさえします。

 

そのままの自分が愛されるわけない、体目当てか?と思ってしまったり。

 

良い恋人でなければ捨てられてしまうと思い込み、自分の本心を恋人にさらけ出すことが出来ず気疲れしてしまったり。

 

 

自分が愛されるのに自分で条件を探し、思い込みの条件によって自らの首を絞めてしまうんですよね。

 

 

5. 家庭を持つことに抵抗がある

毒親育ちは、親に希望を持っていない事が多いので、自分が親という立場になることを考えると抵抗を感じてしまいます。

 

 

あんな親に育てられた自分が、子供を育てられるわけがない。

 

 

そもそも、家族という響きが好きではない。

 

 

というように、家庭を持つことがマイナスだと思ってしまいます。

 

 

家庭を持つことは個人の自由なのですが、毒親のために自由な選択が初めからNOになってしまうのは勿体ないと思います。

 

 

そういう私も、いまだに自分が子供を育てるなんて考えられません。

 

恋人が出来て、「子供にこうしてあげたいね」と未来の子供の話題が出ると、幼いころの支配を思いだし、自分があんな親になってしまうかもしれないという気持ちがわいてきて複雑な気持ちになります。

毒親の家庭環境が辛い…。生きづらさの対処法は?

毒親の元に生まれ育つと、社会では本当に大変な思いをします。

 

 

親にコテンパンにへし折られた自我と自己肯定感、植え付けられた自由に生きる罪悪感。

 

 

他人なんか信じきれないし、もっと言えば自分自身さえ信じきれない。

 

私は毒親育ちでありながら、人並みの生活を送れるまでになりましたが、その時に有効だった生きづらさの対処法をお伝えします。

 

少しでも参考になれば幸いです。

 

 

親から離れて暮らす

これは一番大事です。

 

自分を育てた毒親をよく思っていなかったとしても、意外に毒親と暮らし続けている事があります。

 

 

親と離れるという事は、親の期待を裏切ることになるので、心では自由になりたいと願っても、中々親元を離れる決心がつかないんですよね。

 

 

しかしもうお分かりかもしれませんが、毒親の影響を受ければ受けるほど、あなたの人生は狂います。

 

 

毒親の影響は非常に強いので、物理的に距離を置かないと、ずっと負のスパイラルから抜け出せません。

 

 

例えば、親がもう仕事をしていなくて金銭的に支えなくてはならない、という理由があったとしても、あなたが毒親から解放されたいと思うのであればすぐに家を出ましょう。

 

お金ならば仕送りをすればいいし、親だって社会を生きてきた大人です。

 

あなたがどこかに行っても、なんだかんだ生活していけるものです。

 

 

毒親ではない家庭環境を知る

毒親育ちは、同じ境遇の人と会って話し、共感しあう事で心が軽くなると勧められますが、同時に、毒親ではない環境を知ることも大事だと私は思います。

 

 

私の知人で、ドラマに出るような暖かな家庭を持った子がおり、実際にその知人の親とも話したことがあるのですが、自分の親との違いに驚かされます。

 

 

暖かな家庭をフィクションの産物だと思わず、実際に存在していて実現が出来るんだと肌身で感じて、学んでほしいです。

 

 

自分の家庭は普通ではない事を認識し、正しい道を知る事で人生を軌道修正出来るようになります。

 

 

自分を客観的に見つめてみる

自分以外の世界を知ると、自分を客観的に見ることが出来るようになります。

 

もしかして今まで思い込んでいたことは、間違っていたのではないか?

 

自分が正しいと思う事以外にも、正しいことはあるのではないか?と気が付くことが出来れば、毒親に植え付けられた思い込みを解除出来るようになります。

 

 

海外に行って世界観を変えるのも有効です。

 

私は海外に行ってから世界観が大きく変わり、毒親に植え付けられた思い込みを解除できました。

 

 

自分の心に耳を傾けてみる

今まで親の言う事に従っていればよかったので、いざ親元を離れると自分が本当に何がしたいのか全く分からなくなるかもしれません。

 

私もそうでした。

 

 

そんな時は、どんな些細な事でもいいから自分のやりたいことを実践してみましょう。

 

 

川を見に行きたいな、と思えば見に行く。

 

あの店のアイスクリーム食べてみたいな、と思えば買いに行く。

 

今日は一日中寝転んでいたい、という選択も良いでしょう。

 

 

少しづつ自分の行動を自分の意志で決めることをし、自分の欲求を引き出していくことが大切です。

 

 

そうすれば、親が居なくても自分で意思決定が出来ようになり、本当の意味で親離れが出来るようになります。

毒親育ちでも人生詰みじゃない!自分で人生の舵を取れ!

毒親の元に生まれ育った子供と、そうではない家庭に生まれ育った子供とでは、生き方というか価値観がそもそも違います。

 

温かい家庭に生まれた私の知人の過去の話を聞くと、愛情にあふれていて、聞いているだけで涙が出てきそうになりました。

 

 

毒親育ちは、人を信じきれなかったり自信がなくて思うように動けなかったり、社会で生きていくとなると、ほぼ確実に生きづらさを感じる事になるでしょう。

 

 

じゃあ毒親育ちは人生詰んだのかというと、そうではありません。

 

 

先ほどお話しした通り、対処法はいくらでもあります。

 

もしかすると、そんな対処法で簡単に上手くいくわけが無いと思っていませんか?

 

確かに生まれてずっと刷り込まれてきた考えを変えることは難しく、簡単ではありません。

 

そして時間もかかります。

 

 

それでも、今何もしなければ現状は変わりません。

 

ずっと毒親ループの人生のまま、終わるかもしれません。

 

 

この世の中には、毒親に育てられても幸せに生きている人は沢山います。

 

 

現状は自分で変えられます、むしろ、自分でしか変えられないのです。

 

 

自分で人生の舵を取る楽しみを、是非味わってほしいです。

まとめ

毒親と、毒親育ちの子供についてお話ししました。

 

毒親問題はかなり複雑で根が深く、直ぐに解決できるようなものではありません。

 

 

とくに毒親ループの家庭は、原因が過去にあるため根本がもはや見えず、問題の根っこを正すことは非常に難しいでしょう。

 

 

しかし、それだからと言って諦めて欲しくありません。

 

 

私の家庭も母親が典型的な毒親でした。

 

母親自体も精神科へ通う程に精神が不安定で、何度も私の人間関係を壊され、自我を否定され、体罰を受けて育ちました。

 

兄弟がいますが、幼いころ皆で両親を懲らしめる計画を入念に立てたり、正直普通の兄弟じゃなかったと思っています。

 

 

兄弟は私を含めて皆成人していますが、心に闇を抱えていて全員1度は精神科にかかっています。

 

正直、自分なんか生まれてこなければよかったと常に思っていたし、両親の前で「自殺ショーします!浮いた生活費で旅行でも行ってね!」と言って自殺騒動を起こしたことも何回もあります。

 

 

今自分が過去の自分と話せるのならば、親の言う事は真に受けなくてもいい、毒親のために死ぬな!と言ってやりたいです。

 

 

最後に、これまで散々毒親の事を言ってきましたが、毒親だって人間です。

 

親自身がいまだに毒親ループから抜けられず、コンプレックスや歪んだ思い込みの中で苦しんでいるかもしれません。

 

 

毒親であっても自分の親、産み育ててくれた両親に感謝があって親孝行したいという気持ちがあれば、先に前を向いたあなたから手を差し伸べるのも良いかもしれません。

 

 

自分の人生に幸福感をもって生きる人が少しでも増えたら良いなと、私は思います。

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